更年期障害にも効果がある『亜麻仁』の知られざる効能

hemp「亜麻仁(あまに)」は麻の一種である大麻から取れる種です。

大麻はマリファナの原料となるTHCという成分をごく微量に含んでいますが、それよりも注目すべきは含まれている脂肪酸と多くのミネラル分です。

そこで今回はあまり知られていない亜麻仁の知られざる効能をお伝えしていきます!

亜麻仁油には豊富な栄養が含まれている

亜麻仁の30%は脂質で構成されており、そのほとんどが「オメガ6脂肪酸」と「オメガ3脂肪酸」です。

さらに「ガンマ-リノレン酸」という健康に様々な影響を及ぼす成分も含んでいます(1)



その他にもビタミンEやリン、カリウム、ナトリウムなど多くのミネラル分も含んでいて、少なくとも中国では今から3前年前には漢方薬として使用していました。(1,2)


生理前や更年期の不快症状を和らげる効果がある

premenstrual syndrome 世界中の80%の女性が生理前の肉体的・精神的症状に悩まされていることが研究から判明しており(3)、具体的な症状としては次のようなものがあります。
  • チクチクするような腹痛
  • 下痢・便秘
  • 吐き気
  • めまい
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 腰痛
  • イライラ
  • 激しい眠気
これらの症状は「プロラクチン」と呼ばれるホルモンが原因で起きていると考えられています。(4)

そして様々な研究から、亜麻仁に含まれる「ガンマリノレン酸」がこのホルモンの効果を抑える「プロスタグランジンE1」という物質を作る事も明らかとなってきています。(5,6,7)



例えば、生理前の女性に毎日「ガンマリノレン酸」を210mgを摂取してもらったところ、明らかに生理前症状が減少しました(5)

また別の研究では生理前の胸焼けや張り、気分の浮き沈みやイライラ、むくみなどがガンマリノレン酸を摂取した事で減ったと報告しています。(8)



更年期障害の緩和についても同じような報告が多数されていますが、実はなぜ緩和されるのかが未だによく分かっておらず、ガンマリノレン酸の効能によってホルモンバランスや炎症が抑えられるからではないかと考えられています。(9,10,11)


美肌への効果も確認されている亜麻仁

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亜麻仁に限らず、脂質は皮膚の保湿や免疫・炎症を抑えるために必要な栄養素です。(12,13,14)

特に亜麻仁オイルはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸を3:1と理想的な割合で含んでいます。

実際に湿疹がある患者に対し、亜麻仁油を摂取してもらったところ、血中の必須脂肪酸濃度が改善しました。

このことから乾燥肌や皮膚のかゆみなどにも効果があると考えられています。(15,16)


心臓病を予防する効果も期待されている亜麻仁油

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2012年の世界の死因トップ10(WHOより引用)



世界中で死因のトップは心臓病や心臓発作です。(17)

しかし、面白いことに亜麻仁オイルがこのリスクを下げてくれるかもしれません。



亜麻仁油には「アルギニン」というアミノ酸が豊富に含まれていて、これが体内で「一酸化窒素」を作り出します(18)

狭心症のお薬であるニトログリセリンも同じく一酸化窒素を作り出しますが、このガス分子は血管に入ると緊張を和らげ血管を広げる作用があります。

これが血圧などが原因で起きる心臓病を減らす効果があるのです。(19)



13,000人を対象に行った大規模な実験でもアルギニンを摂取するとCRPという数値が減少する事が確認されています。(20,21)

CRPとは心臓病などにも関連する体内の炎症具合を表すたんぱく質です。



また「ガンマ-リノレン酸」にも心臓病を抑える効果がある事が確認されています。(22,23)

加えて、動物実験では亜麻仁油に血圧を下げて、心筋梗塞の原因となる血栓や心臓発作のあとの治癒にも良い影響を与えている事が分かりました。(24,25,26)


亜麻仁の生理前症状や美肌・健康利益 まとめ

亜麻仁の中に含まれている脂質で特徴的なものが「ガンマ-リノレン酸」でした。

ガンマリノレン酸は、心臓血管系の病気を予防し、女性の生理前症状や更年期障害を緩和する効果が分かっています。

さらに、豊富な良質の脂質が皮膚の保湿性を高め美肌効果を高めることも確認されました。

また食物繊維も豊富なため、急激な血糖値の上昇を抑え、糖尿病のリスクを抑える効果も期待されています。(27,28)


オメガ3脂肪酸や亜麻仁油に関する詳しい情報は、フラーガンという健康オイルの専門店の公式サイトが綺麗なイラスト付きで分かりやすいです。