更年期障害に関する「基礎知識」と関連する病気を徹底解説

更年期とは?

更年期とはある年齢に達すると全ての女性が経験する体のホルモン的な変化のことで、閉経直前から閉経後の数年間続きます。

更年期が起きる原因とは?

女性は卵巣に貯蔵されている限りある”卵子”とともに誕生します。

卵子は「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンを分泌して生理周期や排卵をコントロールしています。

更年期はこの卵子が卵巣から排出されなくなり、生理周期が止まることで起きます。

そのため、更年期は40歳以降の女性に均等に起こりうる加齢現象と捉えられているのです。



しかし、子宮摘出の手術や卵巣へのダメージなど個人差によって更年期に突入する時期が早まることもあります。

こういった早い年齢での更年期を『早発閉経』と呼びます。

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どうやって更年期は起きる?

更年期は薬や外科手術によって起きるものではなく、おおまかに3つの段階を経て起きます。

閉経周辺期

閉経周辺期は更年期の数年前から始まります。

卵巣でのエストロゲンの分泌が徐々に低下し、最後の1〜2年はさらに急激に分泌が低下します。

多くの女性はこの時期から更年期障害を経験します。

閉経期

最後の生理から数年間を更年期と呼びます。

更年期では卵巣からの卵子の排出が止まり、エストロゲンの放出が最も少ない時期です。

閉経後期

閉経期が終了した後数年間を「閉経後期」と呼びます。

この期間中は『ほてり』などの更年期障害が起きやすく、エストロゲン減少に伴う病気のリスクが上昇する時期でもあります。

早発閉経はどんな状態になる?

平均的な年齢よりも早い段階で始まる更年期を「早発閉経」は遺伝的な原因や自己免疫疾患、医学的な治療などが原因で起きます。

そのほかにも次のような場合でも早発閉経が起きることがあります。

早期卵巣機能不全

通常、卵巣ではエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンを作っています。

しかしなんらかの理由でこの2つのホルモンバランスが崩れると排卵が停止してしまうのです。

これが40代手前で起きると「早期卵巣機能不全」と呼びます。

早期卵巣機能不全は「早発閉経」とは違い、永久的なものではありません。

誘発性閉経

誘発性閉経は「子宮ガン」や「子宮内膜症」などの医学的理由から卵巣が摘出されることで起きます。

その他にも放射線治療や化学治療によっても起きることがあります。

更年期障害の症状

headache-with-menopause多くの女性が感じる更年期障害は「ほてり」です。

「ほてり」は突然体温が上昇し上半身に広がり、汗をかいたり顔が赤らんだりします。

ホットフラッシュとも呼ばれるこの症状は軽度なものから重症なものまであり、個人差があるようです。

その他の更年期障害を列挙してみました。
  • 不規則な生理周期
  • 不眠症
  • 気分の浮き沈み
  • めまい
  • うつ
  • イライラする
  • 動悸
  • 頭痛
  • 関節痛・筋肉痛
  • 性欲の上昇
  • 膣乾燥
  • 尿もれ

更年期はどうやって乗り切れば良いか?(治療や対策)

まず更年期かどうかをかかりつけの婦人科で血液検査などを行い調べましょう。

血液検査の結果はデータとして残せるので不規則な生理周期などの予測もできたり、気分の浮き沈みをあらかじめ予想するツールとしても使えます。

また必要であれば、お薬を医師から処方してもらうこともできます。



自分で行う対処法としては、こちらをご参考にして下さい。

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上記の記事でも取り上げていますが、大豆イソフラボンが女性ホルモンに似た効果を示すのでうまく活用しましょう。

更年期障害と関連する病気は?

blausen_0686_osteoporosis_01更年期に伴う女性ホルモンの減少は様々な病気に直結します。

以下に更年期後によく起きる病気を列挙します。
  • 骨粗鬆症
  • 心臓病
  • 尿もれ
  • アルツハイマーのリスク上昇
  • シワの増加や肌の弾力性の低下
  • 筋力の低下
  • 白内障や黄斑変性などの目の病気による視力の低下
現在行われている薬物療法や漢方薬の服用など大半の治療でこれらの病気のリスクを下げることができます。

詳しくはかかりつけの病院や医師に相談して下さい。


更年期障害に関する「基礎知識」と関連する病気 まとめ

更年期には3つのステージがあり、個人差によって若い年代で起きる「早発閉経」というものがあります。

また女性ホルモンが低下することに伴って、様々な病気のリスクが上昇することも分かりました。

更年期障害は全く感じない人もいれば、うつや気分の浮き沈みといった重篤な症状を引き起こす人もいます。

大切なことは女性ホルモンであるエストロゲンの血中レベルを一定に保つことなので、大豆イソフラボンなどの植物性エストロゲンを活用することで症状を緩和することができます。

また定期的な医師による診断も行うようにしましょう。

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